蘇える古代史 豊田有恒 青春出版社

豊田有恒さんと言えば、SF作家。実際、学問としての古代史とSFとの境界線は非常に曖昧です。「ムー」という雑誌がありますが、この雑誌が扱うと古代史も完全にSFの世界に引き込まれます。宇宙人が作ったと言われれば、笑い話にはできますが誰も否定はできません。古代文明は宇宙人が作ったと言ってしまうのは、真実の追求からの逃げなのではないでしょうか。この本は、決して、宇宙人が作ったと言っているのではありません。公平な目で、かつSF作家の目で古代史を眺めておられるのです。エッセイとして味わっていただければと思います。(本の写真をクリックいただければ、アマゾンのショップに繋がります。)
Pasted Graphic 4

読みやすさ  ★★★★
着想の奇抜さ ★★★
論理の力強さ ★★★