三太郎の真実



「太郎」は、日本を代表する人の名前の代表格です。家長制度によって、長男は太郎と名付けられることが多かったのも事実です。その太郎と名付けられた中でも、日本を代表する三人というのが、浦島太郎、桃太郎、金太郎の三人です。名付けて三太郎。
最初この3人がCMに登場したとき、なんと、軽いノリなのだと驚いた方も多かったのではないでしょうか。しかし、現代風の若者に置き換えるなら、軽くて、かつ、少し抜けてることがクラスの人気者であり、最も多くの友達(この場合は、仲間かもしれません)を有する人物像であるのです。ですから、その姿をデフォルメすると、まさしくauのCMのような三太郎が登場することになるのです。
KDDIが作った、auの”新しい英雄”シリーズは、
2014年度「企業別CM好感度ランキング」で一位を受賞しました。「3人が友達だったという斬新な設定とコミカルな掛け合いが視聴者を引きつけて大ヒット」したと発表していますが、まさしくその通りです。私たちにはこの三人の姿や関係が衝撃として写りました。
なぜ、衝撃を受けたのかというと、私たちの中には子供のころ本で読んだ、もしくは、学校で教わった、両親から聞かされたおとぎ話の中にでてくる、3人のイメージがこびりついていたためなのです。でも、そのイメージは本当の姿だったのでしょうか。もちろん、現代の三太郎が、話が作られた時の本当の姿を現しているとは思えませんが、本当の三太郎はもっと違う人物として生まれ描かれていたのです。
ここでは、三太郎の本当の姿を追いかけてみたいと思います。


浦島太郎は、やはりそんなに軽くはなかった。

極悪桃太郎こそ、ヤマト政権の回し者だった

金太郎に込められた悲痛な祈り

本当に姉妹だった乙姫とかぐや姫!?