日本史のツボ 本郷和人 文藝春秋

七つのツボを押さえれば、日本史がわかるという整理のもと、天皇、宗教、土地、軍事、地域、女性、経済という観点から、非常に短いコラムが寄せ集められた本です。
ツボ単位にまとめて、日本史の流れを整理してほしかったと思います。どちらかというと、雑学辞典のようになってしまい、それも、前後の関係性がないので、読み終わった後、何がいいたかったのかなと考え込んでしまいました。また、ここの雑学が、あまりにも薄い。それぞれを、原稿用紙2~3枚でまとめよという制限があったのでしょうか。
7つのツボと言われるが、逆にそれ以外にどのような視点があるのかと問いたくなります。それぞれのツボに新しい切り口が欲しかったと思います。せめて、個々の話に、原稿用紙
5~6枚分ぐらいのボリュームがあれば、引き込まれたかもしれません。
(本の写真をクリックいただければ、アマゾンのショップに繋がります。)
Pasted Graphic 4

読みやすさ  ★★★★
着想の奇抜さ ★★
論理の力強さ ★★